「1日1個のりんごは医者を遠ざける」というイギリスのことわざもあるようです。
今回は、そのようなりんごの栄養や効能についてわかりやすくお伝えしていきます。
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りんごの栄養成分と効能効果
水分が約80%も占めるりんごには、ビタミンやミネラルといった栄養が含まれており、健康や美容にとってうれしい効果があるようです。
効能は以下の通りです!
①カリウム
細胞の浸透圧を調節したり、ナトリウム(塩分)の排泄を促進し、血圧を下げる効果が期待できます。
②食物繊維
りんごは皮なし・皮つき共に食物繊維が多く含まれます。
③ビタミンC
ビタミンCは日焼けを防ぐほか、病気への抵抗力を高め、抗酸化作用による老化や動脈硬化予防効果も期待できます。
④リンゴ酸
リンゴ酸は、疲労の原因である乳酸を減らすサポート役です。さらに体の新陳代謝を活発にし、疲れを取り除く働きもあります。
⑤ポリフェノール
りんごにはポリフェノールが多く含まれることも特徴です。ポリフェノールには動脈硬化を抑制する作用や花粉症などのアレルギー症状を抑える作用、肌を白くする作用などがあります。
なお、りんごをカットして放置すると茶色くなるのは、ポリフェノールが酸素と反応するためなので、変色を防ぐために塩水につけるとよいでしょう。
りんごの皮に含まれる栄養素
りんごの皮や皮の近くの部分には、果肉部分に比べると食物繊維は約1.5倍、ビタミンCも約1.6倍多く含まれています。
またりんごに含まれるアントシアニンも皮付近に多く含まれているので、りんごを食べる際はぜひ皮ごと食べるのがオススメです。
りんごを毎日食べるとどうなるのか
りんごに含まれるポリフェノールのプロシアニジンには、内臓脂肪を減らす働きがあるそうです。
さらに、りんごには水溶性食物繊維と不溶性食物繊維の両方が含まれているので、便通を整えてくれる働きも期待できます。
なお、プロシアニジンは熱に弱いため、効率的にとりたい方は生のりんごを選ぶとよいでしょう。
まとめ
以上、りんごはビタミンCや食物繊維が含まれるだけでなく、果肉部分にはポリフェノールのひとつであるプロシアニジンも含まれることがわかりましたね。
プロシアニジンには、内臓脂肪を減らす働きがあることもうれしいポイントです。そして糖尿病の方は、1日80kcal(りんご1/2個)を目安にするとよいでしょう。
今回の記事により、健康によいりんごを効率的に取り入れていただけるとうれしいです。
なお、りんごジュースには、皮つきのりんごと比べると、カロリーはほぼ同じものの、カリウムやビタミンCは約1/2に、食物繊維は含まれません。
りんごのレシピも、紹介していますので見てくださいね!